国際学術講演会「地域は移民と国民の分断に向かうのか?」

開催概要

 近年、世界各地で移民と国民をめぐる社会分断が顕在化している。2015―16年の欧州移民危機を受けて、欧米諸国では排外主義が顕著になり、イギリスのEU離脱の要因にもなったと論じられている。翻って、移民が急増している日本でも、技能実習制度や移民入国管理局の問題など問題は広く認知されており、ネット上での排外主義の広がりも指摘されている。日本は今後、欧米諸国のように社会分断が起こっていくのだろうか。それとも、欧米諸国とは異なる、共生への道をたどることができるのだろうか。本講演会では、深刻な社会分断を抱えるイギリスと、労働力減少を主な理由に技能実習生を数多く受け入れている日本(具体的事例として北海道)から、移民受け入れのこれからを考える。

日時 2023年3月4日(土) 13:00~16:00
場所 山形大学小白川キャンパス人文社会科学部301教室 および オンライン(Zoom)
登壇者・題目 ■「分断」国イギリスの現状
  日野原 由未(岩手県立大学)
■日本における古くて新しい問題としての「移民」:その行方は?
  池 炫周 直美(北海道大学)
■地域から考える、北海道と外国人労働者~ベトナム人の現状から
  湯山 英子・設楽 澄子(北海学園大学)

<コメント>下條 尚志(神戸大学)・源島 穣(山形大学)
<総合司会>今村 真央(山形大学)
対象 一般・学生(高校生以上)
参加費 無料
参加方法 2023年2月28日(火)までにお申し込みください
お問合せ 山形大学 源島 穣
メール ygenjima@human.kj.yamagata-u.ac.jp

TOP