日時 |
2022年1月8日(土)10:15~14:45 2022年1月9日(日)10:15~15:00 |
内容 |
海外旅行はおろか、日本国内の移動も自由にできなくなり、2 年の歳月が過ぎようとしています。「旅」が、私たちの生活にたくさんの喜びと刺激を与えてくれていたことに改めて気づかされる日々です。 332 年前、現代とは異なる困難を乗り越えて東北地方を巡った松尾芭蕉にとって、旅がいかなるものだったかは、『奥の細道』という不朽の名作によって知ることができます。芭蕉の旅を追体験しながら、東北地方の歴史と文化を学び、東北だけでなく日本に住む私たちのアイデンティティを再確認することは、今だからこそ必要な学びだと考えます。そして、ボランティアガイドの資格を取得すれば、自分が身に着けた知識をさまざまな人々に伝え、交流する喜びを得られることでしょう。 本講座は奥の細道を幅広く学びたい方々向けの「教養講座」と、山寺芭蕉記念館のボランティアガイドを志す方向けの「ガイド認定講習」の二つのプログラムを実施します。「教養講座」のみの受講も可能です。山形大学の教員が特別な教材を用意し、ガイド講習ではマンツーマンでの指導も行います。ご参加いただいた皆さんが、松尾芭蕉をとおして、東北の歴史と文化の魅力を知り、伝える喜びに触れる機会をもつことを目指しています。
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プログラム |
■1月8日(土) 10:15ー11:00 江戸時代の俳句と明治以降の俳諧はどう違う?|山本陽史 11:15ー12:00 松尾芭蕉の文事|山本陽史 13:00-13:45 「松島の月心にかかりて」奥の細道の旅のきっかけとなった松島とは|佐藤琴 14:00-14:45 奥の細道はどんな旅だったか1 江戸~岩沼|山本陽史
■1月9日(日) 10:15-11:00 奥の細道はどんな旅だったか2 仙台~象潟|山本陽史 11:15-11:00 奥の細道はどんな旅だったか3 新潟~大垣|山本陽史 13:00-13:45 多賀城碑を見て涙した松尾芭蕉|佐藤琴 14:00-14:45 与謝蕪村筆「奥の細道図屏風」絵画にみる「奥の細道」受容|佐藤琴 14:00-15:00 山寺芭蕉記念館ボランティアガイドについて|奥の細道マイスターの会
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講師 |
山本陽史 山形大学教授(日本文学) 佐藤琴 山形大学准教授(博物館学・日本美術史) |
受講料 |
8,000円(オリジナル教材含む) |
開催方法 |
Zoomによるリモート講義(見逃し配信あり) ※インターネット通信料は、参加者の負担となります。 |
対象 |
一般・大学生・高校生(Zoomに接続できる方)定員150名 |
参加方法 |
12月27日(月)までにお申し込みください。 受講申込者には、本セミナー参加に必要な情報を、開催日の前日までにメールでお伝えします。
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